お客様インタビュー株式会社杉田印刷様
荒家(左)、白石様(中央)、大槻(右) 新商品 PHOTOMUSE今回商標登録をされた「PHOTO MUSE」(フォトミューズ)は、どのような商品のネーミングなのでしょうか。
PHOTOMUSEは、被写体を特殊なスキャナで読み取って画像化するサービスです。独自開発のスキャナを用いることによって、素材の質感や細かい表面状態を再現することができます。このスキャナを用いて油絵などを画像化すれば、素材の持つ迫力や臨場感を効果的に再現した画像データが得られます。
「PHOTO MUSE」はどのようなお客様からのご依頼が多いのでしょうか。
例えば、画集を制作する際にご利用いただいています。また、建材メーカーからのご依頼も増えています。例えば、生地メーカーやタイルメーカーの営業マンは、生地等を貼ったサンプル帳を持ち歩いていると思いますが、分厚いサンプル帳を持ち歩くのは大変ですよね。そこで、タイルや生地を「PHOTO MUSE」で読み取り、実物の凹凸や質感を再現して印刷したものを、先にお客様にご覧いただき、最終的に実物を触ったり、見たりしていただいて商談に結び付けていく形でご利用いただいています。営業マンの負担が軽くなるだけでなく、コスト削減につながったと非常に喜んでいただいています。
ベストプレゼンテーション賞を受賞
イメージカラーの黒には、どのような意味合いがあるのですか。
黒色は、うまく使えばシンプルでスマートなイメージを与える色ですので、会社のイメージカラーに採用しました。
PHOTOMUSEのロゴマーク
Rマークでブランドに安心と信頼を
そうですね。まずは商品を知っていただき、ご連絡をいただいて、お客様のお話を伺うことから始まりますから、お客様に商品名を認知していただくことは大変重要ですね。今後、ブランディングを進めることや、販売実績が増えることで、お客様に「PHOTO MUSE」を知っていただく機会が増えると思います。そこで、商標登録の効果として「PHOTO MUSE」がお客様に知られるようになった結果、他人が「PHOTO MUSE」と似たような名前やロゴを付けて、似たようなビジネスをすることを禁止できることが大きいですね。
商標登録の法的効果をよくご理解頂いていますが、以前から商標登録についてある程度ご存知だったのですか?
いいえ。商標登録を受けるために何をすればいいのか全く知りませんでした。商標といえば、とにかくRマークのイメージが強かったです。Rマークの付いている商標は、他人が勝手に使用できない程度のことだけ知っていました。
商標登録はゼロからのスタート今回、商標登録を弊所に依頼された経緯についてお聞かせ下さい。
商標調査の正確さ商標が登録されるまでに印象に残ったことはありますか。
出願する前に登録したい商品について「PHOTO MUSE」と似ている商標が、先に出願や登録されていないかを調査してもらったのですが、調査結果を見てみると、思っていた以上に似たような商標が登録されていて驚きました。
実は、商標の出願件数は年間10万件以上されています。もし、似たような商品に似たような商標が既に登録されていた場合、出願しても登録できません。そこで、弊所では、出願にかかる費用と審査結果が出るまでの時間を無駄にしないために、商標の先行調査を無料で行っています。調査報告書には登録可能性を%表示で採用しているのですが、どのようにお感じになられましたか。
私としては降水確率の逆版のような見方をしたのですけど、登録になりそうかの判断の目安になりますね。この判断の%表示の的中率はどのくらいなのですか。
例えば、ラジオの広告で「フォト・ミュゼ/PHOTO MESEE」を告知した場合に、「PHOTO MUSE」(フォトミューズ)と間違えそうだとは思われませんか?音だけの比較ですが、実はそれが似ているかどうかの判断で一番重要な要素となっています。
なるほど。先に登録されている商標について、自分で調べることができるようですが、最終的に似ているか、似ていないかを判断することは、やはり難しいですね。
白石様のご意向を受けて、「フォト・ミュゼ/PHOTO MESEE」が登録されている区分も含めて、出願しました。しかし、予想した通り「フォト・ミュゼ/PHOTO MESEE」が登録されている区分について拒絶理由通知が届きました。届いた時にはどう思われましたか。
調査報告で指摘されていた通りの内容だったため、さすがだなぁ、と思いました。その後の対応についても、弊社の状況を踏まえて提案していただけたので、安心して進めることができ、無事に登録を受けることができました。私一人だったら対応できなかったと思います。
法的にはご自分で商標の登録手続をすることも可能なのですが、その辺りは検討されましたか。
いいえ。餅は餅屋というか、専門家に任せた方が結果的に早いだろうと思いまして検討しませんでした。今、振り返ってみても、商標登録ホットラインに任せて正解だったと思っています。ご自分で商標登録をする方もいるそうですが、私の場合のように、簡単に登録されずに、拒絶理由通知が届いた場合には、対応できずに結局、登録できないことも考えられます。その場合には、もう一度初めからやり直すことになり、出願費用と特許庁での審査時間の約半年が無駄になってしまいます。最悪の場合、他人が先に似たような商標を出願されると、登録を受けることすらできなくなってしまいますしね。
商標登録ホットラインについて白石様の場合、依頼先を選択する基準自体をお持ちでない状態で探されたということですが、弊所にご依頼されていかがでしたか。
その後、「PHOTO MUSE」をどのような場面で使用なさっていますか?
商品のパンフレットだけでなく、お客様の目に触れる様々な場面で使用しています。例えば、「PHOTO MUSE」を使用して油絵等を複製した際に、その完成した印刷物がさらに複製されることを防ぐため、偽造防止用シールを作ったのですが、そのシールの表面に「PHOTO MUSE」のロゴを印刷して使用しています
偽造防止用シールとは具体的にはどのようなものなのですか。
背景に特殊なインクを使用して、ブラックライトを当てるとピンク色に変化します。また、特殊な糊を使用しているため剥がれ難く、無理に剥がせば油絵等の複製物自体に傷がついてしまうため、偽造防止の効果を発揮します。
なるほど。セキュリティーと商品の宣伝が一緒にできるのですね。今後も商標を御社のブランディングに活用していって下さい。本日はお忙しい所、本当にありがとうございました。最後に読者に一言お願いします。
商標登録したいけれど、何をしたらいいのか分からない、不安だという方には迅速、丁寧な対応をしてくれる商標登録ホットラインに一度相談されることをお勧めします。
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